逆子について
めでたく妊娠され、妊娠中も順調だったのに、逆子のまま分娩を迎えるとほとんどの病院は帝王切開を選択します。帝王切開は比較的リスクの少ない出産方法ですので、母体や胎児に大きな問題はありません。しかし、男性には決して経験することのできない経膣分娩を、是非ともお母さま方には経験していただきたいと私は思っております。
帝王切開をしてしまうと、入院期間も長くなりますし、お身体の回復にも時間がかかります。逆子だけが原因で帝王切開になるのであれば、矯正率の高い鍼灸治療で逆子を治しましょう。
逆子に対し鍼灸(特にお灸)は、矯正率が非常に高い治療法でありますし、お母さまやお腹の赤ちゃんに副作用はありません。
逆子と言われる週数には個人差がありますが、鍼灸治療を開始する時期は、医師から告げられてから早い時期が理想です。(26~28週以降の逆子)この時期に逆子と診断されても、医師はそこまで焦りません。
なぜなら、帝王切開は出産の日時を決めることができますし、手術自体のリスクも少ないためです。
具体的な帝王切開の話が出るのも、基本的には手術が近づいてくる30週半ばが多いと思います。
鍼灸治療が逆子に対して大きな効果を出せるのは33週から34週までで、それ以降は矯正率が下がります。
ですから、20週後半で逆子と言われたら当院にご相談ください。早ければ1回の治療で矯正できます。
また、当院ではなかなか返りづらい逆子に対してはオリジナルの逆子治療を行います。
当院での2015年の逆子治療の成績は、矯正率は85.7%でした。(35例中30例が矯正)
初診時の妊娠週数は29.7週で、矯正までの鍼灸治療回数は平均2.23回でした。
また、週数が進んでしまった患者様も一度お問い合わせください。
小児はりについて
無事出産された後は、可愛い我が子の体調や健康が気になる・・・。
夜泣きがひどい、疳が強い、噛みつく、便秘や下痢、鼻水や咳、風邪、チックなど、育児
をしていく中で様々な症状が出てきます。もちろん小さな赤ちゃんですのでできるだ
け薬は使いたくないと思うお母さまが多いと思います。
鍼灸には0歳から小学生までを対象に治療できる鍼があります。
当院では、赤ちゃんの皮膚を刺激するために、特別に作られた鍼を使用しております。
もちろん大人の治療とは違い、鍼は刺しませんし、痛みも全くありません。
笑顔で治療を受けてくれるお子様や治療中に気持ち良くて寝てしまうお子様いるくら
いですので安心して治療にお越しください。
赤ちゃんは気の巡りが早く、回復も早いのが特徴です。
治療にある程度の効果が出ましたら、ご自宅でもできる簡単な方法をお教えしますの
で、ベビーマッサージ・コミュニケーションとして活用していただけます。
治療時間は5分~10分程度です。小さいお子様は、成長過程のど真ん中にいるので気
の巡りが早く回復力も早いため、治療時間・治療期間ともに短いのが特徴です。
お子様の症状でお困りの方は、一度お問い合わせください。